自転車乗りのための法律講座 ベル(警音器)

ロードバイクを購入すると、大抵のものにはベルは付いていません。
でも、ロードバイクであっても(というより自転車なら)ベルが必要って知っていましたか?

まず、自転車は、車両のうちの軽車両にあたります。

道路交通法
第二条  この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
八  車両 自動車、原動機付自転車、軽車両及びトロリーバスをいう。
十一  軽車両 自転車、荷車その他人若しくは動物の力により、又は他の車両に牽引され、かつ、レールによらないで運転する車(そり及び牛馬を含む。)であつて、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のものをいう。
十一の二  自転車 ペダル又はハンド・クランクを用い、かつ、人の力により運転する二輪以上の車(レールにより運転する車を除く。)であつて、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のもの(人の力を補うため原動機を用いるものであつて、内閣府令で定める基準に該当するものを含む。)をいう。

そして、軽車両については、以下の整備不良車両となり走ることができません。

道路交通法 第62条
車両等の使用者その他車両等の装置の整備について責任を有する者又は運転者は、その装置が道路運送車両法第3章 若しくはこれに基づく命令の規定(道路運送車両法 の規定が適用されない自衛隊の使用する自動車については、自衛隊法 (昭和29年法律第165号)第104条第2項 の規定による防衛大臣の定め。以下同じ。)又は軌道法第14条 若しくはこれに基づく命令の規定に定めるところに適合しないため交通の危険を生じさせ、又は他人に迷惑を及ぼすおそれがある車両等(次条第1項において「整備不良車両」という。)を運転させ、又は運転してはならない。

道路運送車両法 第45条
軽車両は、次に掲げる事項について、国土交通省令で定める保安上の技術基準に適合するものでなければ、運行の用に供してはならない。
(略)
五  警音器

したがって、ベル(警音器)がないと自転車を道路で走らせることはできません。

最近の自転車ブームにより町中でロードバイクを見る機会が増えましたが、ベルを付けてない自転車をかなりの数見かけます。

なお、ベルを付けている自転車でも、歩行者をどかす目的でベルを鳴らす人もよく見かけますが、法律では以下のように規定されています。

道路交通法 第54条
車両等(自転車以外の軽車両を除く。以下この条において同じ。)の運転者は、次の各号に掲げる場合においては、警音器を鳴らさなければならない。
一  左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上で道路標識等により指定された場所を通行しようとするとき。
二  山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等により指定された区間における左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上を通行しようとするとき。
2  車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。

ベルを鳴らす場面は法定されており、例外として「危険を防止するためやむを得ないとき」以外にはベル(警音器)は鳴らしてはいけないことになっています。
当然ですが、歩行者をどかす目的えベルを鳴らすのは、「危険を防止するためやむを得ないとき」とまではいえません。
声を掛けましょう。

最後に、個人的におすすめのベルはSTIに直接取り付けられ、また簡単に外すことができる東京ベルのものです。

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